2012-01-01から1年間の記事一覧

海街diary4巻感想

吉田秋生さんの漫画”海街diary4 帰れないふたり”を読みました。 吉田さんの作品には”Banana Fish”の頃からの大ファンです。「バナナフィッシュ」の謎を巡るストリート・ギャング、コルシカ・マフィア、華僑の抗争に巻き込まれた、青年たちの友情ストーリーに…

つらつらわらじ3巻感想

岡山の熊田藩の藩主・熊田治隆の参勤交代に付き従う、新人家老新人家老熊田和泉と、御庭番倉地久太郎の江戸行きの道中を描いた漫画である。 漫画の登場自分物は、二頭身で線の少ないデフォルメ化したキャラクターで描かれている。簡略化されたなかにも、個々…

3月のライオン感想その2

川本(いじめの主犯)と国分(担任の先生)の会話を読んでいると、将来が不安だからって、漠然とした社会不安を理由に会社で真面目に仕事をしていない小生が恥ずかしくなります。会社で真面目に仕事をしていないから、将来がもっと不安になる現実真剣に考え…

3月のライオン 7巻の感想

チャプター 64.銀の羽 順慶は,才能の限界を感じ,棋界からの引退を考えるように鳴る。しかし,レース鳩で行方不明になったと思っていた最愛の鳩が,傷つきなら懸命に飛んで戻ってきた姿をみて,もう一度将棋に打ち込もうと決意する。65.川景色 いじめにより…

半村良の戦後を舞台とした大河ロマン。

このなかで、晴れた空 半村 良 534頁 「だから戦争に負けた今、二度と同じことが起こらないように、その最大の要因を否定したんですよ。現御神……自分は生きながらの神などではないし、日本は神州でもなければ不滅の国でもないとね。奥さん、自分は一晩中、色…