87CLOCKERSの感想

作者は”のだめカンタビーレ”で有名な二ノ宮知子さん。
主人公は、音大の学生ながら、扱っているテーマはパソコンのオーバークロック

パソコンの性能が十分上がった今日おいて、自宅用パソコンをオーバークロックしてなんの意味があるのかと思う。しかし、それでも、パソコンの性能云々を無視して、市販CPUを使って、ひたすらCPUの演算速度を追求する人達がいるのも事実である。そんなな事をテーマとしながらも、個性的なキャラクターで物語を成立させる二ノ宮先生の才能はすごおいと思う。
 しかし、技術的な側面が、簡単に書かれすぎ、オーバークロックを扱ったマニアックな作品を期待する層には期待はずれかも。極めて、ライトなギャグマンガである。

 Win95時代からパソコンを始めた私としては、劇中でおじさんたちがエロ動画を滑らかにみるために頑張ってオーバークロックしていたって話には大いに共感できた。ジャンパーピンを挿しなおして、パソコンが壊れませんようにって祈りながらオーバークロックをしていたのが懐かしい。

87CLOCKERS 1 (ヤングジャンプコミックス)

87CLOCKERS 1 (ヤングジャンプコミックス)