トモガキ(後半)感想

あらすじ

"ちばてつや"先生の自伝的マンガ.
 昭和34年、"ちばてつや"は、編集者にしかけた悪ふざけがもとで、右腕の腱を切る大事故を起こす.そのとき連載していた漫画下書きははできていたものの、全くペン入れがされていない状態だった.どうしても落とせない原稿だったため、"丸山"編集長は下書きの原稿を持ってトキワ荘のマンガ家たちにペン入れを依頼することを思いつく.
 原稿を持って、"石森章太郎"の部屋を訪れた"丸山"であった.しかし、"石森章太郎"は一度はあっさりと原稿のペン入れを断るものの、"赤塚"氏の意見により仕事を引き受けることになる.
 "ちばてつや"は、病院でトキワ荘の他のマンガ家達が二日間原稿を仕上げたこと知り胸の奥からあついものが湧き上がってくるのを感じた.


感想

 面白かったです.前半読をよんで、右腕のリハビリの話が出てくるのかと思っていたのですが、全くそんな話がなく、友情話に終始していて面白かったです.助けてもらったことをきっかけに、まんが家仲間ができ、仲間との交流を思い出しているように描いていてホロッときました.特に最後のマンガ家仲間が死んでいっての下りから、トキワ荘の取り壊しのシーンは何か、もう"ちばてつお"先生自身が自分は過去の人のよに描いているようで少し悲しかったです.最後の黒いバックに自分の後ろ姿を書いているシーンには、まだまだ頑張って下さいと応援したくなりました.


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