夜明けの図書館
- 作者: 埜納タオ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2011/10/17
- メディア: コミック
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この漫画は,リファレンスに情熱をかける新米図書館司書の漫画です。リファレンスとは何か?これは,図書館にある本を紹介したり,利用者からの依頼を受けて調べ物をしたりすることです。本作の主人公は,お年寄りや子供まで色々な人達の探している本を,小さなヒントを手掛かりに,アナログな手作業で探し出します。それによって,救われる人がいたり,また新たな希望を見つける人がいたりと心温まる話がいっぱいです。
昨今,インターネットの普及により,知らない事を調べるという行為そのものが簡単になり,検索サイトにキーワードを入れるだけで,知りたい情報を手に入れることができます。それに比べて,図書館で必要な情報を調べるというのは,時間も労力もかかります。しかし,図書館では色々なジャンルを広く探したい時に重宝します。また,リファレンスを通して人との出会いがあっり,全然関係のない分野の役に立つ情報に出会ったりします。
最近では,虚構新聞の虚構記事拡散騒ぎがあり,ネット上での情報のあり方に疑問を感じました。多くの人が立ち話のように情報を発信し,ネット空間が井戸端会議の場と化しているように感じます。そういった意味で,ものを調べるにはやはり図書館の存在が欠かせないものだなと感じます。
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